そろそろキャンプシーズンが到来しそうなこの頃。
外出自粛の流れもある中で、キャンプ場は来客数が上がっているそうです。そこで今回は山でフライパン(登山用フライパン、コッヘル、スキレットなど)1つで簡単に料理するためのテクニックを紹介します。
目次
山ご飯テクニック(小技集)
【小技1】登山用フライパンを使ったお米の炊き方
飯盒炊爨のような専門器具がなくても登山用の小さなフライパン一つで簡単にごはんが炊けます。手順は、
1.お米を水に30分ほど浸す。水の量はお米に対して1.1~1.5の割合。
この作業をしないと、登山用の小さなフライパンで炊く場合は、お米に対して均一に火が通らずに芯が残ったり、炊けてないのに底が焦げてしまったりします。(経験談)
2.強火で3分
3.沸騰してきたら弱火で5分
この作業のときにご飯をかき混ぜなくても結構です。むしろかき混ぜると火の通りがバラけます。ここまでくれば十分美味しい状態ですが、美味しさを追求するならもう1工程。
4.火を止めて、蓋をして蒸らす。時間は好きなだけ。数分もすれば十分。
炊飯器でお米を炊く時と同じで、炊きあがってから蒸らします。炊飯器も炊きあがる前に蒸らす時間が自動で設定されているものです。
【小技2】登山用フライパンを使ったパスタの茹で方
1.ジップロックのようなファスナー付き袋に麺を半分に折った状態で、麺を水に浸す。1~2時間程度。
これだけでガスの使用量がかなり短くなるだけでなく、モチモチの食感になります。麺は半分に折ることで調理時間を短くすることと、小さなコッヘルでも調理が可能になります。
2.パスタソースも一緒に茹でる
山ではたくさん調理器具も出せませんし、水道があるとは限りません。パスタソースと一緒に茹でることで水と時間の節約ですね。
テクニックではありませんが、最近ではこのような湯で時間がとても短いパスタが売っているのでそれを活用するのもありですね。
利用したことがありますが、麺がギザギザになっていて水分の吸収がとても早くなるような構造になっています。本当に湯で時間が短いんですが、アルデンテにできなかったり、通常のパスタとは違うもちっと感が強いパスタになるのが特徴です。
【小技3】登山用フライパンを使った鍋物の作り方
鍋物は登山やキャンプで定番ですね。残ったものは翌朝スープや雑炊に活用できます。
1.お肉だけを先に焼いておき、別の器に移す。
2.水分が出やすい野菜を敷き詰めて煮る。
白菜やネギなどをメインにすれば、水はあまり必要なく火の通りも早いですね。
3.お肉とタレを加えてひと煮込み
【小技4】登山用フライパンで缶詰を使って簡単おかず
1.好きな缶詰をフライパンの上で、フタを開けた状態で温めるだけ!
焚き火をしていたらその中で温めることもできますが、焦げ付いてしまったり中心部分まで温まらなかったりするので火加減が難しいです。
2.好きなトッピングをプラス!
オリーブオイルや、チーズ、卵などをトッピングするだけで立派なおかずになります。焼き鳥やアヒージョ缶などでやれば美味しいお酒のアテに!
ちなみに私はこの本からテクニックと、山ご飯を学ばせてもらいました。キャンプや登山をする人であれば持っていても損はないでしょう。
小さいサイズなので車やザックの隙間に積んでおいても邪魔になりませんね。
まとめ
キャンプや登山で簡単に誰でもできるテクニック集の紹介でした!山に行くときは何よりも準備と知識の差で楽しめる度合いが変わってくるので、便利なことは少しでも覚えておきたいものですね。
今後キャンプでオススメな簡単山ご飯集も紹介する予定です!