普段私はiPhoneを使用していて、モバイルSuicaアプリのヘビーユーザーです。極力荷物を持たない主義なのと、会計に時間がかかるのが嫌なので可能な限りSuicaかQR決済の二択で過ごしています。
しかし！先日のiOS14.6のアップデートにより、急にモバイルSuicaが反応しなくなってしまい、四苦八苦した挙げ句解決させました。
そこで、今回はiOSのアップデートをしてからモバイルSuicaが使えなくなったときの対処法を紹介していきます！
この記事を読むことで次のことが理解できます。
目次
モバイルSuicaが反応しないときの対処法
モバイルSuicaが反応しなくなったとはいえ、症状が人によって多少異なると思いますので、私の場合の症状を記載します。
↓
改札でモバイルSuicaを入れたiPhoneが全く反応しない
↓
・iPhone再起動でも反応しない
・モバイルSuicaログインしなおしでも反応しない
・Touch IDで認証をした状態でも反応しない
・画面を消したまま、付けたまま、いろいろな角度でかざしても反応しない
といった具合で、何をしてもモバイルSuicaがうんともすんとも言いませんでした。
人によっては認証をすればモバイルSuicaが使えたとか、モバイルSuicaにログインしなおせば使えたとかいう口コミもあったので人によって解決策が違うんですかね？まぁ、iPhoneの設定は人によって違うのでみんなが同じ原因で問題が起きているとは限りませんよね。
と思って改札前で絶望していたら、そこへアップルウォッチらしき腕時計をしたお姉さんも腕時計が反応せずに改札を通れなくなっていました・・・！急いでいたので本人に確認はしませんでしたが、これはiOSのアップデートが原因でしょう！
そこで、私がモバイルSuicaが使えるように解決したときの手順を紹介します！
※追記 モバイルSuicaではなくてiPhoneの問題の場合もあります。その場合は記事後半を参考にしてください。
対処法①ロック中のアクセス許可設定
私の場合はこの手順のみで解決しました。
「設定」で「Touch IDとパスコード」（機種によっては「Face IDとパスコード」です）
下の方にスクロールすると「ロック中にアクセスを許可」という項目があります。
そこで「Wallet」の項目を有効化しました。グレーアウトされていたのタッチして緑色にさせます。
これだけでいつもどおりモバイルSuicaが使えるようになりました！
iPhoneを購入してからこんな項目をいじったこともありませんでした。初めて設定した項目なので以前の設定がどうなっていたか確認できませんが、ここを有効にしただけで今まで通りに使えるようになったということは、iOSのアップデートのタイミングで勝手に無効化されていたんでしょうね。
不安だったので改札と自販機で再チャレンジしましたが、問題なくモバイルSuicaが使えました。
iOSはアップデートで不具合を解消するといってますが、よく小さなトラップを仕込んで来る気がしますよね・・・
バッテリーの最適化とかも勝手にONにしてくるし、機能をつけるのはいいけど、今までの設定から勝手に変えるのだけは勘弁して欲しいですね。
対処法②エクスプレスカードの再設定
今回私は該当しませんでしたが、Twitterなどの口コミを見てるとこっちの対応で解決できる人も多いみたいですので紹介しておきます。
「設定」で「WalletとApple Pay」
「エクスプレスカード」を選択
エクスプレスカードの設定を外す。（緑色からタッチしてグレーアウトさせる）
iPhoneの再起動をする
エクスプレスカードにSuicaを再設定する（グレーアウトからタッチして緑色化させる）
これで解決できる人も多いみたいです。
私は、この手順を知って先に試しましたけど、改善できなくて①の手順を踏んで「ロック中にアクセスを許可」の項目を変更したらモバイルSuicaが使えるようになりました。
どこを探してもこの手順が載っていなかったので、今回記事にしようと思いました。
あのときに改札に引っかかってしまっていたお姉さんも解決してるといいですね。
2021/6/28追記
↑のやり方で一時的には解決していたもの、次の日にはまたモバイルSuicaが使えなくなってしまっていました。
そこで、原因をもっと突き詰めていきました。
iPhoneの問題なのか、モバイルSuicaの問題なのか特定する
一時的に使えていたモバイルSuicaが、iOSの設定変更なしに使えなくなったということはもう別の問題であると考えました。
iPhoneのモバイルSuicaで決済するときに、原因に関係する登場人物を整理します。
①iPhoneのハードウェア（物理的な機器）
②iPhoneのソフトウェア（iOS）
③モバイルSuica（アプリケーション）
④決済端末（改札、コンビニの決済端末、自動販売機など）
エンジニア時代のトラブルシュートの鉄則としては「レイヤーの低いものから切り分けていけ」（＝物理的からソフト、アプリと一つ一つ原因可能性を潰していけ）をすっかりと忘れてしまっていました。①から考えていくべきでした、ということです。
現時点で
①iPhoneのハードウェア（物理的な機器）→確認なし
②iPhoneのソフトウェア（iOS）→アップデートありなものの、一時的に使用可能状態まで確認
③モバイルSuica（アプリケーション）→アップデートなし、設定変更なし
④決済端末（改札、コンビニの決済端末、自動販売機など）→改札、コンビニ、自販機反応なし
モバイルSuicaで決済するときに使用するiPhone内の無線通信規格としてFeliCaという機能が搭載されています。この機能の故障を疑います。
iPhoneのQUICPay、楽天EdyもFeliCaを使用するので、これらで決済ができなければ確定です。FeliCaの故障です。（正確にはFeliCaを使用するためのiPhone内部のアンテナの故障ですね。）
それで実際に試したこととしては
・コンビニのセルフレジでQUICPay →反応なし
・楽天Edyの残高確認アプリ →楽天カード反応なし（読み取れない）
・電子マネー残高確認アプリ →残高があり使えているICOCAカード反応なし
まぁ、ここまでやりましが正直電子マネー残高確認アプリにカードが反応しないことを確認するのが一番手っ取り早いですね。参考にアプリのリンクを載せておきます。
自分で修理できるか試してみた
水没させたとか、iPhoneにすごい衝撃を与えたとか心当たりがなさすぎるので、何かのきっかけで内部の接触が悪くなったのかと考えました。
そこで、分解してFeliCa用のアンテナの接触を確認してみましたが結果としては何も改善できませんでした。異常らしきものや、接触が外れている部分も見つけられませんでした。
※決して真似しないでください。
分解すると保証が受けられなくなったり故障の原因になります。私はバッテリー交換を何度も自分でしていたのでiPhoneの分解には慣れていました。このiPhoneを4年も使っていたので壊れてもいいだろうの精神で分解しています。
iPhone修理屋さんに聞いてみた
電話で見積もりがてら質問をしてみました。とても親切な方だったのでためになる知識を教えてもらったので書いておきます。
・アンテナが壊れることはめったにないので、何かの衝撃や手を加えたとかがなければ故障はほぼない。可能性が高いのは落としたとかでアンテナが少しでも接触不良を起こすと反応しなくなる
・接触不良を直すためには基盤の組み直しをするしかない。バッテリーの交換ぐらいでは触らない部位だから昔の自分（私）でやったバッテリー交換はほぼ関係ないと思われる。
だそうです。
4年使ったiPhone7の修理に1万かかるのかーと思い、修理はやめました。同等のiPhoneSE第2世代が4万くらいで買えますからね。
結論
iPhoneの寿命は3年と言われているのでちょうどいいかなと。
本当はマスク生活になってからTouch IDじゃないと嫌だったので、Touch IDが噂されているiPhone13を待っていたんですが、iPhone13に本当にTouch IDが載るかもわからないですし、発売が9月下旬と言われているので丸3ヶ月電子マネーなしは不便だなーと思った次第です。
まぁ私の個人的な見解はいいとして、今回のモバイルSuica使えない問題はiOSではなくiPhoneのFeliCaアンテナの不具合でした。
皆さんも、こんなことがあるかもしれないということを、頭の片隅に置いてくれれば役に立つときが来るかもしれませんね。
でも、Wallet設定を戻して一時的に使えるようになったのはたまたまだったんですかね・・・
私のモバイルSuicaが使えなくなったのがiOSの直後ということもたまたま・・・
駅の改札でお姉さんのアップルウォッチが引っかかっていたのもたまたま・・・
こりゃー勘違いもしますよね！
真相は謎ですが、iPhoneの物理的な故障ということだけは判明したので良しとしましょう！
