格安SIMの通信速度は?デメリットは?キャリアとの比較!月5000円も節約できる!乗り換えるべき人は?

格安SIMの通信速度は?デメリットは?キャリアとの比較!月5000円も節約できる!乗り換えるべき人は?


格安SIMをキャリアと比較したときの料金、通信速度について説明します!

私は格安SIMのサービスが出始めた頃がすぐに格安SIMを利用しています。そのおかげで何年も毎月のスマホ料金が2000円を超えたことがありません。月によっては1000円程度で済むこともしばしば。

もし格安SIMではなくキャリアだとしたら毎月7000円は払っていたかもしれません。格安SIMにするだけで人によっては毎月5000円の節約が可能です。

この意識が20代のうちに1000万貯蓄できたことの要因の一つだと考えています。
以前の記事で私が20代のうちに1000万貯蓄したときに意識していたことを紹介しています。こちらから参考にして頂ければと思います。

20代で貯蓄1000万になるまでにやったこと3選!家計簿で達成?年収は?資産推移は?毎月の貯金額は?

この記事を読むことで次のことが理解できます。

・格安SIMとは
・キャリアと格安SIMの料金
・キャリアと格安SIMの通信速度
・格安SIMのデメリット
・格安SIMを選ぶべき人はどんな人か

 

格安SIMとは

そもそも格安SIMって何?

一言でいうとスマホの月額料金を安く提供してもらえる通信サービスです。

格安SIMと比較される3大キャリア(NTTドコモ、au、SoftBank)では、自社の持つ通信設備からスマホに向けて電波を発しています。
そのキャリアの持つ通信設備を借りて電波を提供している事業者を「MVNO」と呼び、キャリアよりも料金プランが安いので「格安SIM」と呼ばれています。

SIMとはスマホに挿入する小型のカードで、電話やインターネットなどを使用するための契約者情報を登録するものです。どこかの事業者と格安SIMを契約すると専用のSIMカードを挿入する必要があるので格安SIMというのでしょう。キャリアで購入したスマホにはもともとSIMカードが挿入されていて購入した自分で何もしなくていいことがほとんどです。

キャリア、格安SIMの料金平均

3大キャリアの月額料金平均は、7516円
格安SIMの月額料金平均は、2830円 です。
その差額4686円にもなります。月額の利用だけで約5000円も違います。
(参考:ソニー生命 スマートフォンに関する意識・実態調査2019

これだけの差額がでることには理由があり、格安SIMと比べて3大キャリアのプランでは端末代金を分割で使用料金と合算して請求している人が多いです。また、有料のオプションプランが色々付いている人もいて、電話サポートや、故障保証サービスなどを追加でつけている人がいます。

また、格安SIMの方は前述の通り自社で通信設備を持っていないのでそれだけ設備費やメンテナンス費がないから安く提供できているわけです。

端末代金を分割している人が入る分、単純に月額料金が高い=それだけ無駄な出費とも言い切れない状況の人もいます。
さらに、最近では3大キャリアの料金プランに総務省から指導が入ったこともあり、一昔前にくらべると月額料金もだいぶ安くなりました。ドコモのahamoやauのpovoなどがそうで、月額5000円もあれば十分な通信量のサービスが受けられます。

ただ、それを踏まえた上でも格安SIMの方が安いことが多いです。
私は格安SIMが出回りだした頃からずっと使っているので、スマホの月額料金がここ何年もずっと2000円以下です。

キャリアで契約するときの電話サポートだとか、故障保証なんて本当に必要ですか?心配だから入っているというだけで、なくてもどうにかなるという人のほうが多いんじゃないでしょうか。

でも故障保証サービスに入ってればすごく安く修理してもらえるし…


もとがとれるほどに故障している人っているんでしょうか?月1000円余分に払って、2年間で1回だけバッテリー故障が起きたとして無料で対応してもらえたとします。
でもバッテリー交換なんてApple公式の修理で9800円もあれば対応してもらえます。2年間で24,000円支払って9800円分無料になってもトータルでは損ですよね。
(参考:Appleサポート公式 バッテリーと電源の修理

画面割れの場合はiphone13で42,800 円かかります。しかし、AppleCare+ですら対象外なので保証内におさめてくれるプランがあるんでしょうか。
(参考:Appleサポート公式 画面の修理

頻繁に故障する自信がある人だけそういう保証サービスに入れるキャリアスマホを使うべきだと思います。そうでない人は格安SIMを使ったほうがお得です。

キャリア、格安SIMの通信速度平均

でも通信速度が遅いんじゃないの?

直近3ヶ月に計測された各キャリア、格安SIMの通信事業者ごとの平均ダウンロード速度の一覧がこちらです。

(引用:みんなのネット回線速度

キャリアの平均速度は109.62 Mbpsで、格安SIMの平均速度は42.99 Mbpsです。

平均速度と言っても正確にはダウンロード速度、アップロード速度、反応速度(ping値)の3つの指標があるんですが、最も使用するのがダウンロードであるためここではダウンロード速度だけを見ています。ゲーム配信などをする方はこの3つのをしっかり比較したほうがいいですが、一般的には最もよく使うダウンロード速度だけで十分です。

どれくらいの通信速度があれば何が快適に使えるのかという目安として
・LINEやメールが1Mbps
・WEBサイトの閲覧が1~10Mbps
・SNSの写真投稿閲覧が3Mbps、動画投稿閲覧が10Mbps
・YouTubeのHD動画が5Mbps、4K動画が20Mbps
・TeamsのWEB会議が4Mbps、ZOOMのWEB会議が10~15Mbps
・オンラインゲームが30Mbps
と言われています。一覧にするここんな感じです。

つまり、噂通りキャリアの方が通信速度は早いものの、格安SIMであっても普段使いでは特に不自由しない速度で十分に早いということがわかります。
ただ、注意点としては格安SIMでも通信事業者によっては、平均速度が30Mbps出ていないものもあるので注意しましょう。自分がスマホで動画やゲームをしないなら平均速度が30Mbps出ている必要はないですし、自宅にWi-Fiがあるなら平均速度なんて最低限でも十分です。

注意点として、格安SIMはユーザーが集中して使う時間帯に回線速度が遅くなるというデメリットがあります。
特に12時台のお昼休みや18時台の帰宅時間帯は遅くなるので、その時間帯に通信環境のよくない電車の中ではYouTubeの動画は見れなかったりと不便なところもあります。

実際のところ私は楽天モバイルを使用していますが、外出したときのお昼の時間帯には動画やゲームをするのは厳しく、GoogleMAPを使うのも時間がかかったりします。

何か対策はないの?

その場でできる対策としては残念ながらWi-Fiを使うことくらいしかありません。

ただ、事前できる対策としては、
・使いたいもの、見たいものは事前にダウンロードしておく。
・自分の地域での使いたい格安SIMの口コミを調べて評判の良い格安SIMを選ぶ。みんなのネット回線速度やTwitterなどで調べましょう。
・混雑する時間帯を外して行動する。
など、そもそものところで回避せざるを得ません。

どんな人が格安SIMを使えばいいの?

結論としては以下のような人が格安SIMを選択するべき人です。
・速度よりも料金の安さを最優先する人
・自宅やオフィスでWi-Fiでの使用がメインになる人
・動画やオンラインゲームのような通信速度が必要なものを利用しない人

例外的ではありますが、Wi-Fiもないけどデータを使い放題したいという人は楽天モバイル一択になると思います。

何かと話題になる楽天ですが、なんだかんだと楽天モバイルはいまだに優良格安SIMだと思います。
都内だとかなりの範囲で楽天自社回線で5G回線を拾うので高速ですし、料金も安くわかりやすい。その上データ使い放題も含まれたプランになっています。こんなに盛りだくさんの格安SIMは他にはないと思います。

私の友人で楽天モバイルの格安SIMを利用しており、自宅にWi-Fiもないけど楽天モバイルの格安SIM経由でPCをテザリングさせて、自宅のインターネット回線代を節約している人がいます。自宅のインターネット回線を引き込むと4,5000円はかかりますから、その代金すらスマホでまかなってしまっているのです。PCで毎日YouTubeも見るそうで、毎月のデータ量は200GBを超えているそうですがそれでも月2980円です。

一方私も楽天モバイルを使用していますが、在宅勤務でWi-Fiが中心のため毎月のスマホの通信料金はだいたい980円です。私はゲーム機やPCも数台使い分けてるので全部テザリングというわけにはできず自宅のインターネット回線代金も払っていますが、そこは必要経費と捉えています。

まとめ

今はキャリアと格安SIMの料金に大きな差はなくなってきています。
しかし、キャリアだと2年の契約縛りがあり途中解約は違約金の支払いが必要であったり、不必要なオプションも契約させられたり、事務手数料が高くついたりと結局キャリアの方が月額料金が高くなってしまいます。

それ以外にも直接店舗にいって契約手続きをしないといけなかったり、機種変更をしなければ他社への乗り換えができなかったりと不便な事が多いです。

格安SIMであればインターネットと郵送だけで手続きが完了するのが当たり前です。店舗で何時間も待つこともありません。
他社への乗り換えはいつでも自由です。事務手数料もかかっても3000円、無料のところも多数です。

毎月の固定費を少しでも安くしたいという人は、格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

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