花粉症のつらい季節になってしまいました。
私は花粉症といっても、3~4月のスギ、4~5月のヒノキ、9~10月のブタクサ、ハウスダスト1年中という具合で年中鼻炎です。1年中空気清浄機はフル稼働で、こまめに掃除機をかけ、洗濯物を外干ししないなど、徹底していますが、それでも3~5月の花粉のピークは耐えられません!
ですが、最近はじめた鼻うがいをやってみて、ある程度は改善しました。そこで今回は鼻うがいについて紹介しようと思います。
この記事を読むことで次のことが理解できます。
・鼻うがいのやり方
・鼻うがいの効果
鼻うがいとは
すごく簡単に言うと、鼻の穴に洗浄液を流して鼻の奥まで洗浄することです。
と思う人もいるかもしれません。私もそうでした。
普通のうがいだけだと、喉の洗浄はできても鼻の奥(上咽頭という部分)まで洗浄できないので、そこに花粉が付いている状態だと花粉症の症状は治まらないということですね。
図に表すとこんな箇所です。
画像引用:国立がん研究センター
ちなみに、ヤフーニュースで、花粉症とコロナどちらにも有効であると紹介されています。
記事はこちらから
普通のうがいと同じで、付着したウイルスも洗浄してくれるので花粉症だけではなく、コロナにも効くんですね!
それなら鼻うがいはメリットしかありませんね!花粉症、鼻炎、コロナ、風邪にも効くなんて万能ですね。
それでは鼻うがいの実際のやり方を紹介します。
鼻うがいのやり方
鼻の穴に容器を突っ込んで、洗浄液を流し込む、空いてるもう片方の鼻の穴から流すだけです。簡単!
普通のうがいのようにガラガラ~と声を出すこともありません。洗面所やお風呂で30秒あればできます。実際の動画を参考に載せますね。
一時期、今田耕司さんがCMをやっていたハナノアという鼻うがい用商品です。
実際に私もこのハナノアを使っています。ハナノアには容器が2種類の形状があるようですが、どちらでもいいと思います。
鼻うがいは全く痛くありませんし、値段も変わりませんし、難しくもありません。
通販でも売られているので、よかったらどうぞ。
生理食塩水の作り方
ですが、このハナノアの欠点が唯一あります。それは、洗浄液の容量が少ないことです!
ハナノアは1つ1000円もしませんが、1日2回程度を推奨しているので、付属の洗浄液では1週間くらいで終わってしまいます。1週間に千円弱は負担に感じますね・・・
それなら洗浄液を自分で作ってしまいましょう!洗浄液は生理食塩水なので、自分で簡単に作ることができます!
自作した生理食塩水をハナノアの空き容器やペットボトル容器などに詰め替えてしまいましょう。
以下に、生理食塩水の作り方をまとめます。簡単で2STEPです。
【STEP1】水を一度沸騰させて、35度以下(鼻に入れても大丈夫な温度)に冷ます。
水道水に潜むアメーバ(水中に住むきわめて小さな原生動物)を死滅させることが目的です。鼻腔からアメーバが体内に侵入して命に関わる感染が起きることが海外では起きるそうです。
日本の水道水では、アメーバが存在することはまずありえないそうですが、井戸水や湧き水だったら存在する可能性はあるそうです。ミネラルウオーターであれば滅菌や濾過が義務付けられていますが、ミネラルウオーターだから安心ということでもないので、沸騰させてから使うのが安心ですね。
【STEP2】食塩とSTEP1の水を容器に入れて食塩を溶かす
容器が500mlペットボトルの場合:食塩4.5g(小さじ1杯)とSTEP1の水500mL
容器が300mlハナノアボトルの場合:食塩2.7g(小さじ半分)とSTEP1の水300mL
これなら維持費はほぼ0円ですね!0円で花粉症も鼻炎もコロナも風邪にも効くなんてびっくりです。
鼻うがいの効果
アレルギー性鼻炎(花粉症やハウスダストなど)、慢性・急性の副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、慢性上咽頭炎など大多数の鼻の疾患に効くそうです。
副鼻腔炎などで炎症が起こっている場合、鼻腔内に溜まった細菌・ウイルス・花粉・膿などを除去する必要があるのですが、鼻をかんだり、普通のうがいをするだけでは、これらの異物や膿の除去は十分にできません。そこで鼻うがいによって鼻腔内を洗浄できることが大きな利点ですね。
実際に鼻うがいをやってみても、花粉症だけではなく、膿が排出されたり、ドロドロと粘り気のある鼻水が流れて鼻の通りがよくなったりすることもあります。
また、このように慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に関する本で、鼻うがいの効果を紹介され、医師の方々も鼻うがいを紹介しています。
患者さんたちも鼻うがいによって慢性副鼻腔炎を解消できたという人もいるそうですね。私は、アレルギー性鼻炎をどうにかしようとこの本を読んで、鼻うがいが花粉症にも効くということを学んで、実践してみようと思ったわけです。
いまいち信じられないと思う方や、どんな薬を飲んでもいまいち効果がなかったという方は、医学的アプローチという意味でも一度本を読んでみてはいかがでしょうか。薬を買ったり、病院に行くよりもずっと安上がりです。
実際にやってみた感想
私は朝起きたときに1回、寝る前に1回、外出して花粉が多く飛んでそうな日であれば帰宅後すぐに1回で、1日2~3回鼻うがいをしています。
スギ花粉が飛び始める2月頭から実践していて、実際にやってみた感想です。
・手洗いうがいみたいな感覚なので、全く苦にならずに続けられています。慣れれば1回あたり30秒くらい。
・花粉の少ない日はかなり効果がありますが、花粉の多い日は少ししか効果を感じません。
2月は薬なしでもたまに鼻をかんだり、目薬を使う程度で耐えられました。
3月は雨の日や花粉の飛散が少ない日は問題ないですが、花粉の吸い込んだ量が多い日だといくら鼻うがいをしても少ししか効果は感じないです。原因療法ではなくあくまでも対症療法なので、吸い込みすぎてしまうとしばらくアレルギー反応が出っぱなしで鼻の中どころの問題じゃないですね。
それでも鼻の通りがよくなるので例年よりもずっとマシです。いままでは3月~4月は2,3日でボックスティッシュ1箱ペースでしたからね・・・ 今はそこそこ使いますが、2週間で1箱ペースくらいですかね。
・朝起きたときのモーニングアタックがほぼなくなる。
花粉症がつらい時期は朝起きたときの症状が辛く、目やにで目がくっついたり、鼻水がたまりすぎて起きたり、眠りが浅くてイライラしたりなんてことも多いですよね。この朝起きたときの花粉症状が強く出ることをモーニングアタックといいます。
寝ているときに花粉を吸い込んでしまったり、朝起きたときに舞い上がった花粉を吸い込んで起きるそうですが、私は鼻うがいによってモーニングアタックがなくなりました。
寝る前と起きたときに鼻うがいをしているので、鼻腔に花粉がない状態で寝て、起きてもすぐに洗い流してるからだと思います。こまめな掃除と空気清浄機の常時稼働もセットで効いてると思いますけど、今年は今まで一番朝が楽ですね。3月に入ってからは、市販の花粉薬と目薬+鼻うがいで乗り切ってます。いつもはアレルギー科に行って薬をもらうんですけどね。
・鼻詰まりや鼻の膿にも効果があります。
例年花粉症がひどすぎて鼻水はでるのに鼻は詰まってたりして不快極まりない状態なんですが、今年は鼻詰まりはほとんどないです。
蓄膿症ではないんですが、たまに調子が悪くて鼻水が粘っこいときに鼻うがいをすると、膿を出し切ってくれます。蓄膿症にも効果があると言われてるので、鼻の中の悪いものを流してくれるんでしょうね。
・たまに喉奥に当たったり、耳に水が行きそうになって気持ち悪いことがあります。
慣れてくると流れ作業でやるので、たまーに気持ち悪いところに水がいきそうになります。
それでも、耳まで行ったこともなければ、吐いたとか泣くほど痛かったとかもなく、あー気持ちわりぃくらいですね。20回に1回くらいなので、得られる効果を考えたら鼻うがいをやめようとも思いません。でも、やり方はしっかり読んでからやってくださいね。
まとめ
洗浄液は水道水と塩水で生理食塩水を作ることで代用ができるので、維持費はほぼ0円。
花粉症にある程度の効果はありますが、花粉を吸い込みすぎてしまったときは効果が少ないです。
花粉症に効く食べ物だとか、サプリだとかいろいろ試したことがありますが、鼻うがいが一番効果があったので記事にしてみました。
でも、ずっと昔から思ってることは一つです。