人生100年時代と言われ、老後の資金は2000万円も必要とも言われ、長く生きるのにお金の不安が尽きませんね。
それに加えて税金は上がる一方で、減り続ける手取り、上がらない給料、終身雇用の崩壊などなど、お金の不安はいくらでもあります。
そんな中で、少しでもお金を稼げたらと思い始めたみたのがトライオートFXでした。
今回はFX初心者の私がトライオートFXに50万円で運用してみた実績を公開します。
トライオートFXとは?
トライオートFXとはFXの自動売買システムです。といっても、ピンと来ない人が多いかもしれませんので、順を追って細かく説明します。
まずFXとはForeign Exchangeの略で、2つの通貨(通貨ペアと呼ぶ)の売買で利益を狙う取引のことです。
例えば、日本円とドルの場合、1ドル=100円の時にこの通貨ペアを買います。
その後、日本とアメリカの社会情勢や政治状況などにより円の価値が安くなったり(円安)、円の価値が高くなったり(円高)して1ドルあたりの円の価値が変わります。
1ドル=150円となったら、100円で買ったのに自分の保有している通貨ペアの価値は150円です。その時に売れば50円の利益が出ます。
この差額から利益を狙います。すごくざっくり説明するとこんな感じで簡単でしょう。
実際に自分でFX口座を開設して、取引を行うことができます。
実際の取引は↓のような画面で行います。楽天のMarketSpeedFXというツールのデモ口座(練習用口座)の画面を載せておきます。クリックで拡大できます。
難しそうですよね・・・
この難しくて面倒なFXの売買を全て自動でやってくれるのがトライオートFXというわけです。
全て自動なので、損切りも勝手にしてくれます。通貨ペアや戦略ごとにかなりの数の商品が用意されているので、気になった商品を好きな金額分購入すれば、あとは勝手に利益を積み重ねてくれるという、とっても簡単なシステムです。トライオートFXはいわば不労所得ともいえますね。
本来FXは投資ではなく投機とも言われています。投機とはすぐに利益を得ようとするお金のやり取りなので、投機はギャンブルだとも言われています。つまりFXはギャンブルであると言われているということですね。
よくFXで数億稼いだとか、簡単に稼ぐ方法とか書籍が出ていますが、実際にFXで買っているのはFX利用者の中の1割だけらしいです。
FXは上がるか、下がるかで判断するので普通にやれば勝者は5割になるはずですが、そこはやっぱり人間の心理が大きく働くことが原因だそうです。まだ儲けられる・・・負けを取り戻すためにもっといける・・・などなど心情が入って売り買い時を逃してしまう人が多いみたいですね。
そんなFXですが、トライオートFXであればこれまでの統計による値動きのパターン、経済指標(物価、金利、景気、貿易など)を元に、利益が出るようにプログラム化された自動売買システムなので人間の心理は働きません。トライオートFXは投機(ギャンブル)ではなく、投資になると個人的には思っています。
なぜ始めたのか
コロナ禍で在宅勤務が増え、自由な時間が増えたのでお金が欲しくてFXをはじめてみましたが、例にもれず負け続けたからです。
FXの短期的な売買は、その日のうちにトレードするデイトレードと、数秒から数分でトレードするスキャルピングと呼ばれています。
私は大損するのが怖かったのでほとんどデイトレードとスキャルピングを行っていました。
FXに関する本を5冊程度読み込み、YouTubeである程度知識の再確認ができたら、デモ口座を使って練習を行い、十分に整理できたら実践に入りました。
数千円や数万円を稼げたと思ったら、損切りが続いたり、予想とは真逆の方にチャートが動いたりして、結局1ヶ月での収益はマイナス数千円程度になりました。
あれだけ勉強して、仕事中も画面の片隅にFXのチャートを表示して常に気にかけていたのに、こんなにも難しいのかと・・・心が折れました。
どうすればいいのかとFXの本を再度読み直していると、デイトレードやスキャルピングには自動売買をサービスとして提供しているところがあるから、そっちを使ったほうが儲けられると書いてあり、調べたところトライオートFXにたどり着きました。
正直、最初は半信半疑でした。
聞いたことのなかったですし、毎月順調に儲かっているとか怪しいじゃないですか・・・
ですから、50万を証拠金としていざとなったら、売買を全停止して数万くらいはくれてやる!という意気込みで始めてみました。
※証拠金とは、契約の成立や履行に伴う損益を確実に決済するために担保です。お金の人質みたいなものです。
商品の買い方
トライオートFXではどの通貨ペアにするのか、どの戦略で売買するのかは商品によって異なります。
つまり、商品を買うだけで勝手に自動売買してくれるのでユーザー目線としてはありがたい限りですね。自分でカスタマイズができるらしいですが、FX初心者のわたしはそんなことはしません。
買い方はとってもシンプル!実際の画面とともに説明していきます。細かく表示されるのでPC画面で説明しますが、スマホのアプリでもほぼ同じです。
①「セレクト」タブから、好きな商品の「詳細を見る」をクリック
②チャートが表示されるので、「カゴマーク」をクリック。
ここで注意したいのは、「今すぐ稼働」を押してしまうと、通貨ペア数を推奨セット数で速攻注文確定してしまうので、証拠金が思ったよりも必要で入金しないとすぐにロスカットされてしまう!なんてことになりかねないので、慣れないうちはやめましょう。
ちなみにこの商品は推奨証拠金が約150万なので、始めたての人や証拠金が多く用意出来ない人はあまり向かないですね。必要証拠金は商品により異なります。
③セット数の確定 1セットは基本、1000通貨単位です。
④カート内容の確定です。
簡単でしょ。
私が運用している商品は、(2020,12月現在)
「ハーフ_豪ドル/NZドル」1セット、推奨証拠金約15万
「攻めの低資金コアレンジャー_ユーロ/英ポンド」1セット、推奨証拠金約14万
「私は眠る、24時間働く_カナダドル/円」1セット、推奨証拠金約25万
商品の説明は専門家ではないので省きますが、推奨証拠金が50万に収まるような構成で組みました。最初に50万入金してそこから入出金はしていません。
少ない資金ながらも、複数の通貨ペアと売買方法を取り、リスクと値動きを分散させるような組み方ですが、それでもできるだけ利益が高くでている商品を組み合わせています。
始めるまでわからなかったのですが、商品を買うと商品に設定されている注文設定により新規注文が数十件発注されます。
価格が101になったら買い注文、102になったら買い注文、99になったら売り注文、98になったら売り注文、みたいなイメージです。
そして設定された価格になったら売買して、設定された利益が確定したら売買を行います。
つまり、常に数十件の注文を抱え、含み損は抱えた状態で運用し、小さな利益を積み重ねていくという仕組みです。
なので50万円を証拠金として入金はしましたが、注文が常に全て受理さているわけではないので、実際の運用額は50万円よりも少ないです。
その小さな利益も商品によって決まっているようで、例えば手持ちの3商品、1注文の利益確定額は、
「ハーフ_豪ドル/NZドル」500円
「攻めの低資金コアレンジャー_ユーロ/英ポンド」850円
「私は眠る、24時間働く_カナダドル/円」 147円
となっているようでした。
運用通貨ペアと1ヶ月の運用結果
それでは実際の1ヶ月の運用結果を公開します。
3商品それぞれの損益です。クリックで拡大できます。
評価損益でだいぶマイナスついてるじゃないか・・・?
と思うかもしれませんが、これは建玉数量を含めた損益です。
どういうことかといいますと、例えば一番右の「ハーフ_豪ドル/NZドル」は0.6万円分の利益が確定できていないが保有している通貨ペアを持っています。その中には含み損が含まれていますが、評価損益にも反映されているということです。しかしこの建玉も、いずれ値段の変動が起きたら利益確定する可能性があるので必ずしも損ではありません。(もちろん損切りする可能性もあります)
だからここで気にするべきは評価損益よりも、実現損益のほうですね。FXの自動売買の仕組み上必ず含み損を抱えたまま運用するのは仕方ありません。タネを仕込んでいるだけですから。
そしてトータルの収益がこちら。クリックで拡大できます。
口座の金額が505,941円になっています。1ヶ月で5941円の利益です。
月利換算すると1%です!年利に変換すると12.7%です!十分ではないでしょうか!
高配当株式でも年間4%も配当がもらえれば高い方です。放置しておくだけで年利12.7%は十分すぎる数値だと思います。
ちなみに手数料は月額とかではなく、売買のたびにわずかに取られているので、手数料を差し引かれてこの利益です。
まとめ
ただ、コロナの影響もあり今後の動きはわかりません。このまま月利1%ベースで稼ぎ続けることができる保証もありませんので、あくまでも個人の体験程度にとらえてくれると嬉しいです。この商品の組み合わせが最適なのかも私にはわかりませんが、トライ・アンド・エラーで色々試して行きたいと思っています。
今後も様子を見つつ、調子が良さそうであれば金額を増やすか商品を増やすかして徐々に拡大していこうと思います。
株なんかと違ってなにも気にしなくても稼いでくれる、本当の不労所得感がすごいので個人的には好きです。