未経験でもネットワークエンジニアになれる?CCNAが求人資格になる?経験から解説!

未経験でもネットワークエンジニアになれる?CCNAが求人資格になる?経験から解説!

ネットワークに限らずエンジニアの人であれば、CCNAの資格を取るように会社から推奨されることも多いと思います。
SEとして働いていた私の周りでは、新人ではどんな部署であれCCNA、LPIC、基本情報技術者を取るように推奨(本当は強要)されていました。他の会社でも新人SEにはこれらの資格を推奨しているところが多いです。

また、新卒や中途に限らず、エンジニア未経験の人がエンジニアになろうとするときの代表資格としてCCNAはよく上がるはずです。
そこで今回はCCNAについて説明していきます。
CCNAがどんな資格なのかを教科書的に紹介するのではなく、実際の現場の経験からどれだけCCNAを取得することに意味があるのかを紹介していきます。

CCNAとは


正式名称はCCNA(Cisco Certified Network Associate)です。
世界最大ネットワーク機器メーカーであるCisco Systems(業界ではシスコと呼ばれています。)が主催するネットワーク技術の技能検定試験です。

ネットワーク機器のシェアはシスコが国内No1であり約50%を占めています。次点でYamaha、アライドテレシスなどが続きますがどれも5%程度のシェアが数多く続き圧倒的にシスコのシェアが多いです。

シスコをもとに開発されたネットワーク機器も多いためシスコのネットワーク技術を覚えておけば他社製のネットワーク機器にも対応することができます。また、金融業界のような絶対に止まってはいけない要件の厳しい業界では、実績が多く安定して稼働しているシスコ社製しか取り入れない企業も数多いです。

シスコの試験は難易度順に CCNA<CCNP<CCIE と試験が別れています。厳密にはもっと細かく別れますが、試験体系も頻繁に変わるので一般的にはこの3段階の認識です。
そのうちCCNAは一番入門編の試験となります。

試験内容

Cisco社製のネットワーク機器(スイッチ、ルーターと呼ばれる)を使用したネットワーク基礎、IPネットワーク接続、セキュリティ基礎が中心となります。
詳細の内容や、試験料金はシスコの公式HPを参照してください。この記事の焦点は実体験を元にしたCCNAの有効性の説明なので省かせてもらいます。

レベル的には業界経験1年程度をCisco は推奨としていますが、未経験でも取得することは十分可能です。というか新人SEだと未経験でもとりあえず知識を身に着けるために取得させられます。

私は一時期ネットワークを中心とする部署にいましたが、各資格の保有率はざっとこんな感じでした。試験には有効期限があるので、合格したことがあるということを前提に書いています。
CCNA:90%
CCNP:30%
CCIE:5%

資格の有無による給料の違いや、一時金のない企業でしたがこれだけの資格保有率の違いがありました。ちなみにネットワークを中心としない部署であれば、感覚ですがこんな感じですね。
CCNA:50%
CCNP:5%
CCIE:1%

これを見て分かる通り、CCNAはネットワークエンジニアを中心として、エンジニアには一般的な資格であるということです。

エンジニアにCCNAが必要なのか

CCNAだけでは通用しない!?

とはいえ資格を取るにはお金も時間もかかるし、本当に必要なのか気になる思います。
はっきりと断言します。CCNAを持っているからといって即戦力にはなりません。

たとえネットワークエンジニアになるとしても、今の世の中ネットワーク機器だけで完結するシステムはほぼありません。ネットワーク機器はいわばただの道路です。道路の先には建物がありますよね。それがサーバーです。建物にもいろいろな形がありますね。それはつまりサーバーもクラウドだったり、実機(オンプレミス)だったり、サーバーもメールサーバー、Webサーバーなどなどたくさん・・・

SEと呼ばれるエンジニアとして活躍するためにはたくさんの技術、知識が必要です。
例えば、ネットワークエンジニアと活躍するためには
・スイッチ、ルーターのようなネットワークの技術、製品知識
・WAN接続に必要な回線技術
・無線LAN機器のような無線ネットワークの技術、製品知識
・Firewallのようなネットワークセキュリティ技術、製品知識
・認証サーバーのようなサーバーセキュリティ技術、製品知識
・監視サーバーのような運用保守技術、製品知識
・サーバー全般の仮想マシンの技術、製品知識
・クラウドサービスのクラウド技術、サービス知識
・プロジェクトマネージメント知識
・契約知識、
等が必要になってきます。CCNAを取得することは「スイッチ、ルーターのようなネットワークの技術、製品知識」の中のごく一部の薄いところを理解したに過ぎません。

ましてや、実試験はテストセンターの選択問題を回答することが中心なので知識問題がほとんどです。
よく出てくる問題を単純な知識として暗記して試験に合格したとしても、業務ではそんな単純なことはめったに起きません。シスコ以外の機器と合わさって問題が起きたり、未知のバグが起きたりと、試験勉強だけではわからない問題が絶対に起きます。

それではCCNAを取得する意味はないのかと、思うことでしょう。もちろん人によってはCCNAを取得する意味はありません。
CCNAを取得するべきな人はネットワークエンジニアに限らず
・SEになって2年以下の人
・未経験でエンジニアになろうとしている人
・仕事でネットワークに新しく関わることになった人

です。

具体的にどうして、CCNAを取得するメリットがあるのかを説明していきます。

CCNAを取得するメリット

知識の証明になるから


ネットワーク技術、シスコ社の製品知識についての一定の知識を証明できることでしょう。
もちろんそれだけではなく、資格取得するにあたって当たり前な、知識を体系的に学べるとか、ネットワークエンジニアに限らずエンジニアとして深い会話ができるとかもあります。ですが、それらは資格を持っていなくとも当然できることです。CCNAを取得していることの一番のメリットは知識、技術の証明です。

CCNAは若手エンジニア向けの資格です。ということは資格を持っていない、経験も無い(または薄い)状態で、新規プロジェクトへ参画することや、転職・就職の際にネットワーク知識を証明する手段があまりありません。

そんな若手エンジニア(またはエンジニア希望者)に対して、ネットワークの専門的な説明を求めたとしても確かな答えは返ってこないので、正確な知識、技術は測ることができません。面談や面接の場では、ある程度自分を大きく見せてしまうものですし、ちょっと経験したことでもネットワークできます!と答える若手も多いことでしょう。

そこで有効になるのがCCNAを取得していることです。
CCNAを取得していることで、口だけではなく本当にある程度の知識、技術があることが簡単に証明できます。また、経験よりも姿勢やポテンシャルが重視される20代の若手エンジニアにおいては、資格を取る取り組み姿勢自体が評価されます。

面談・面接側の立場になってみればわかるでしょう。
若手エンジニアが欲しいけども、どれだけできる人なのかもはっきりわからない。受け答えはいいけど、年次的に専門的な技術の説明はまだできない・・・

未確定要素が多い人を採用するのはリスクです。それであれば、ある程度は保証される資格を持っている人を採用するでしょう。
つまりCCNAを持っているだけで求人資格になり得るということです。

ただ注意して欲しいのは、CCNAは若手エンジニアまたはエンジニア希望者だからこそ有効だということです。
30代以降にもなれば資格よりも経験を重要視されます。資格を何も持っていなくても知識や技術が誰よりも強い人だっています。実際部長クラスであっても資格を何も所有していない人も何人も見てきました。

不滅の技術だから

最近のIT業界ではクラウド化が進みモノを持たない世界になってきています。
しかし、クラウド化といえど、結局クラウドの根幹にはネットワークスイッチ、ルーター、サーバーなど基本のIT基盤機器が存在しています。それをネットワーク経由でサービスとして提供しているのがクラウドというだけです。

時代がどんなに進もうがネットワーク機器がなくなることはありません。ネットワーク機器はインフラ基盤の道路なので、サービスを提供するサーバーなどは変遷を遂げようと、ネットワーク機器の根幹は不滅です。何年、何十年先になってもある程度の需要はあります。

クラウドサービスが増えてきたとしても、需要が減る可能性はありますが、経済や国民の金銭、生活に直結するような業界においては、今の世の中でもクラウドサービスは利用せずに自社でインフラ機器を所有します。
たとえネットワークエンジニアでなくなったとしても、エンジニアをやるのであればネットワークは必ず関わることになる話です。ネットワークとセキュリティはどんな分野のエンジニアでも必ず関わる分野ですので、CCNAを取得することは必ずメリットがあります。

CCNAの勉強方法

経験者は独学でも可能

IT企業のエンジニアとして働く人であれば基礎知識がある程度できているので、独学でCCNAを取得することも可能です。
しかし、その場合は合格するためのノウハウを先輩エンジニアから教わった上で、テキストを読んで、問題集を何度も何度もやりこみ、受験することになるでしょう。

CCNAの試験は2科目に分かれていますが、1科目3万円以上します。(2020.12現在)
たとえ会社が費用を持ってくれたとしても、不合格の場合は自費になってしまう会社も多いことでしょう。特にCCNAは試験改定が多く、2科目目が難しめに作られているので、1,2度くらい試験に落ちることはよくあります。何度受けても受からないかもしれないという心理状況に陥るので、どうしても一発合格したいものです。私の体感ですが、3-4割くらいの人は試験に落ちていました。

独学だけで2科目を合格するのは2,3ヶ月程度かかる人が多いです。時間がないという人や、どうしても一発合格したいという人はスクールで授業を受けることをオススメします。

未経験の場合はスクールをオススメ

エンジニア未経験の場合や、どうしても一発で受かりたいという人にはスクールをオススメします。
スクールで授業を受ければ、何冊も高額なテキストを購入する必要もありません。実機による演習も行えるので、ただの知識の暗記にならず、実際の設計構築ができるようになるので、ただ単にCCNAを取得する以上の価値があります。

もし会社に所属しているのであれば、外部の研修費用として会社から費用を出してくれるところもあると思います。
なによりも手探りで勉強して不安を抱えつつ受験するよりかは、実績が豊富なスクールで体系的に学んだ方が定着も早いでしょう。

テキスト代金よりかは受講料金は高くなりますが、仕事を得られることや、仕事での評価に影響すると考えればスクールの料金は決して高くはないと思います。短期間で集中的に学習できるので未経験でも1ヶ月での合格が可能です。

まとめ

CCNAは新人エンジニア、未経験のエンジニアにとっては、知識・技術の証明になるのでとても有効です。
ある程度経験のある人は独学でも取得することが可能です。
未経験の人はスクールでの学習をオススメします。

 

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